タイトルのまんま。おいしすぎんねん、もう戻られへんねんって話。
さっそく、美味しすぎるって話
「ピザがウリのお店の”チーズの味”」に近いものが、家で食べられる。そんな感じ。
買ってきて1番最初に食べたのがチーズトースト。(極力シンプルなもので味を知ろうという作戦)
食べてみて「あ、この味知ってる」 遠い記憶の糸をたぐり寄せたら、おいしいピザ屋さんのチーズの味でした。(夫曰く「同じじゃない、近い味」だそうです。)
しっかりとしたチーズの風味とコク、最後にちょびっと感じる苦味。うっまー!ハチミツかけたい!ブラックペッパーかけたい!忙しい平日の朝ごはんなのに「まったり味わって食べたい味」だ!こんな感じで、「我が家の無添加チーズを食べる日々」が始まりました!
普段使いも贅沢メニューも
それからは「〇〇のチーズ焼き」なる料理が頻発!笑 とにかくあの美味しいチーズをいかにおいしく食べてやろうか考えを凝らす毎日。いや、でもだいたいみんな美味しくなります。
チーズおにぎりも我が家の定番メニュー。深めのお皿にチーズを入れてご飯をのせたらチーズがでっろんでろんになるまでレンジでしっかり加熱。お醤油でひたひたにしたおかかを入れて、混ぜたら出来上がり。
おかか醤油の和風味とチーズのコクがベストマッチ!焼きのり巻かないと手で食べるのがイヤになる程ベトベトですが…笑 おいしいのには勝てん!
あと、年に1回(そう、クリスマスだよ)登場するのが「カマンベールでチーズフォンデュ」。
チーズフォンデュってやってみたいけど何か特別な準備がいるのかしら?お酒とか添加物とかいっぱいじゃないかしら?と、なんとか少ない材料でできないか検索したら出てきたのがコレ。
カマンベールチーズと他の材料をオーブンで焼くだけ。オシャレだし、特別感あるし、母はラクだし、おいしいし。無敵?
お肉も野菜もそのままで充分おいしいのに、やたらめったらチーズつけたくなる笑 採算度外視で「1人1カマンベール」ってやってみたい。3人で1個にしたら奪い合いになった…
誰も「前の方が良かった」とは言わない!
無添加チーズ使い方のポイントとしては「思いっきり、ふんだんに、ここぞとばかりに投入する」ことです。食べる回数が少なくなっても、濃厚な味をしっかりと感じられる方が満足度が高い!
少し驚いたのが、子どもが「6Pチーズ」などの固形チーズを全然食べたがらなくなったこと。めちゃくちゃ好きで、ことあるごとに「チーズ食べる」って言ってたのに。聞いてみたら今の無添加チーズの方が断然おいしいとのこと。
本当に別次元の食べ物です。無添加チーズ。「プリン」と「プッ○ンプリン」くらい違う。どっちもおいしいけど、全然違うところにいます。みたいな。
我が家では主にこれ。
原材料:ナチュラルチーズ(アメリカ製造、オランダ製造、オーストラリア製造、ニュージーランド製造)
価格:本体価格 498円(税込価格 537円)
容量:200g
ビオラルのもの。
※からだに優しい素材や製法、健康や自然志向にあわせた「スーパーマーケットライフ」のプライベートブランド。
あと、食費の予算でたまにこっちになります。笑 最近の物価上昇でたいていこっちになります。
これは青パッケージと緑パッケージがありますが、我が家ではコクの「緑一択です!」ビオラルのものより塩分が控えめに感じるので使いやすいです。
(後の「市販で手に入りやすい「無添加チーズ」あれこれ」で原材料等、詳しく紹介しています。)
添加物が気になる…コレからアレに変えました
以前はチーズ好きの家族のため、成長のんびりの子どものたんぱく質補給のため
・6Pチーズ
・スライスチーズ
を1週間に1つづつ購入していました。
そこでぶち当たったのが「添加物」の問題。 出産以来、できるだけ添加物が少ない食材・調味料を選ぶようにしていましたが、チーズは普段食べているものには100%添加物が含まれており、モヤモヤしながら「少ない方だしいいか…」と 自分に言い聞かせる日々。
スライスチーズや6Pチーズで添加物が入っていないものが見つからない!できるだけ少ないものを…と探しても
ナチュラルチーズ/乳化剤 が限界。
そのまま数年が過ぎ、 子供が小学校に上がり、ゆっくり買い物をする時間が取れたときに、チーズの棚を隅から隅まで見てみることに。(←不審者)
その時に見つけたのが、シュレットタイプのチーズ。
とろけるチーズって絶対何か添加物が入っていそうだし… 冷めてくると変な味がしてまずいし…と避けていたのですが、ある商品のパッケージにセルロース不使用の文字。手にとって確かめてみると…
うおぉぉい!見つけたーーーーー!ということで、こうなりました。
ここでママ目線!
スライスチーズ、6Pチーズを両方買うのと、シュレットチーズ1つ買うのと、値段は大して変わらない!それも大きな決め手になりました。
※近所のスーパーだと40円差くらい。量は減るけど物によっては安くなったり。
添加物不使用が見つからないのは当たり前!
ここまでの話、チーズのことを良くご存知の方なら「こいつ何言ってんの?当たり前でしょ?」なんですが(笑)え?どういうこと?な方のために解説しよう!
ザクっと分けるとチーズの種類は2つ
チーズを大きく分けると以下の2種類です
・ナチュラルチーズ
・プロセスチーズ
どっちも良く聞くけど、説明してと言われてもわからない…ですよね?私も全然わからんかった…
では「乳等省令」において以下のように分類されていますので、見ていきましょう!
*「乳等省令」とは、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(厚生労働省)」のことです。
ナチュラルチーズとは
「ナチュラルチーズ」とは、乳、バターミルク、 クリーム又はこれらを混合したもののほとんどすべて又は一部のたんぱく質を酵素その他 の凝固剤により凝固させた凝乳から乳清の一部を除去したもの又はこれらを熟成したもの
熟成タイプと非熟成タイプがあり、それぞれ原料となる乳の種類、使用する微生物、加工方法などにより、世界中で1,000種類以上の「ナチュラルチーズ」があるといわれてます。
非熟成タイプは「フレッシュチーズ」と呼ばれ、モッツァレラやカッテージ、クリームチーズがこれにあたります。
熟成タイプは、白カビ、青カビ、セミハード、ハード、ウォッシュ、あんまり聞いたことのないシェーブルなどなど個性的なメンツ揃い。
ナチュラルチーズは「生きて」います。なんせ熟成中ですから。なので、時間が経つごとに見た目や味、においなどに変化がでてきます。
リステリアってなんじゃらほい?
リステリアって聞いたことあります?実はこの記事を書くまで知りませんでした。(妊娠中に避けた方がいい食べ物があることは知ってましたが。)
ナチュラルチーズなどの乳製品でリステリア菌による食中毒が発生することがあり、特に妊婦、高齢者は注意が必要とされています。
参考:妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供
ですが、リステリア菌は加熱すれば死滅しますのでご安心を。
通常使用時にチーズを溶解する加熱条件は 220~250°C、5 分である。250°C、4 分 の加熱でチーズとクラスト(ピザの台)またはトーストとの接点である中心温度は 81°Cとなり、汚染菌数が 106/g であってもリステリアは完全に死滅した。
乳及び乳製品のリステリアの汚染防止について:厚生労働省
もっとわかりやすい言葉で書いて欲しいなぁ…と思いつつ。笑
簡単にいうと「普通、チーズが溶けるまでの時間は”220〜250℃で5分”。しっかりチーズが溶けるまで加熱すればリステリアは死滅する」ってことですね。
2 ナチュラルチーズについて、次の文言を表示する。
(2) 飲食に供する際に加熱するものは、「種類別○○」の 次に「(要加熱)」、「(加熱が必要)」、「(加熱してお召し 上がりください)」等、飲食に供する際に加熱を要する旨
ナチュラルチーズ、プロセスチーズ及びチーズフードの表示に関する公正競争規約及び関係規則集:厚生労働省
「要加熱」などの表示があるものはしっかり加熱してから食べましょう!
プロセスチーズとは
「プロセスチーズ」とは、ナチユラルチーズを粉砕し、加熱溶融し、乳化したものをいう。
原材料のナチュラルチーズは、単純に熱を加えて溶かしただけではそれぞれのチーズの成分が分離してしまい、うまく混ぜ合わせることができません。そこで、「乳化剤」を使用して混ぜ合わせたチーズを均一化しているのです。
もうわかりましたね。プロセスチーズはナチュラルチーズを細かくして溶かし、乳化剤を加えて成形したもの。 どれだけ探し回っても添加物不使用の6Pチーズやスライスチーズはないはずだ…(もっと早く調べればよかった)
※ナチュラルチーズでうすくスライスされてるものはあります。
プロセスチーズはナチュラルチーズが傷まないよう保存性を高めるために生まれたものだったんですね。
さらに加熱する温度や混ぜるスピードの調整、添加物を入れることによって、加工しやすくなります。溶けやすさや糸の引きやすさなどの変化や、スライス・キャンディなど成型も自由自在。
先人達が作った「手軽で使いやすいチーズ」ということですね。
調理せずに「これ食べといて!」な気軽さがプロセスチーズのいいところ…
思い返せばプロセスチーズという名の「手軽で使いやすいチーズ」の恩恵を受けまくりました。
子どもが小さい頃は…ご飯がまだできていないのにお腹すいたとグズったらチーズ!まだちょっと食べ足りないという時にもチーズ!甘いものは食べさせたくないなぁと言うときのおやつにもチーズ!お弁当、ちょっとスキマ空いちゃった時にもチーズ!
さっと出してそのまま食べれる、これが最大の利点。昔の人達の「もっとチーズを身近なものに!」という努力の賜物ですよね。ありがとうございます。背景を知れば添加物の見方も変わってきますね…!
ここでママ目線!
手軽で使いやすいプロセスチーズの便利さも捨てがたい…「えぇとこどりでラクしたい」きのこもちとしては、子どもが小さいうちは添加物少なめのプロセスチーズはアリ!…と思います!
知っておきたい、食品添加物のまめ知識
食品添加物は危険なもの?
食品添加物には「豆腐を作る上で欠かせないにがり」や「こんにゃくを固める水酸化カルシウム」など、昔から使われている安全性の高いものもありますが、一部、発がん性の疑いがあるものもあります。
しかし、国が安全性の検査を行い、許可を出したものしか食品添加物として使用できません。使用できる量も物質ごとに決められていますので、過剰に避ける、怖がる、必要はありません。
それでも気になるのは「添加物の複合摂取」。厚生労働省が安全性を認めている添加物テストは、単品で行われてるため複合的に摂取された場合の影響については検査されておらず未知数。
添加物が多いコンビニ弁当やカップ麺など、過剰な摂取は避けたいですね。さらに安全性が確認しにくいもの等、これだけは避けたい添加物早見表を参考にしてみてください。↓
全部避けてたら、食べるものがない!なんてことにもなりかねない?選択肢の幅を極端に狭めてしまうのはちょっと苦しいです…本当に避けるべきは何かを検討しましょう!
今さらだけど、おさらい!添加物の確認方法
どんな添加物が使用されているのかは、パッケージの裏面などに分かりやすく表示されていますので確認しましょう。
原材料のあと「/ スラッシュ」以降にまとめて記載されているものが添加物です。(そのあとのカッコ内はアレルギー表示です。)
✔︎ この他の表示方法、添加物の問題点や安全性について詳しく解説!
市販で手に入りやすい「無添加チーズ」あれこれ
すでにいくつかご紹介しましたが、手に入りやすい「無添加チーズ」こと「ナチュラルチーズ」はこちら。
よつ葉 北海道十勝100 3種のチーズ 濃厚コク旨ブレンド・贅沢モッツァレラブレンド
原材料:ナチュラルチーズ(北海道製造)
価格:本体価格 460 円(税込483円)
容量:120g
緑のパッケージ:コクとうまみがたっぷり詰まった濃厚な味わいのミックスチーズ。グラタンやオムレツ、お料理のトッピングに。
青パッケージ:モッツァレラ主体で、チーズの伸びのよさを楽しめるマイルドな味わいのミックスチーズ。ピザやチーズトーストがおすすめ。
原材料の生乳、チーズは北海道十勝産100%です。やっぱり国産は安心ですよね。さすがよつ葉さんです。
トップバリュ やわらかくさけちゃうモッツァレラチーズ プレーン
原材料:ナチュラルチーズ(乳成分を含む)
価格:本体価格 148円(税込価格 159.84円)
容量:26g×2本
やわらかく細くさけるタイプのチーズ。そのまま食べれる手軽さはありがたい!
ファミリーマート モッツァレラのさけるチーズプレーン
原材料:ナチュラルチーズ
価格:本体価格 125円(税込135円)
容量:26g
コンビニで買えるなんて嬉しい!けどだいぶ割高だね…笑 外出時の非常事態に覚えておきたい1品です。
雪印北海道100 カマンベールチーズ・切れてるタイプ(6個入り)
原材料:生乳(北海道産)、食塩
価格:本体価格 525円(税込567円)
切れてるタイプ 590円(税込637円)
容量:90g
切れてるタイプ90g(6個入り)
北海道産の生乳を100%使用し、雪印のこだわり「日本人の味覚に合った」カマンべールチーズです。クセが少なくクリーミーで濃厚な味わいなので、味や香りに敏感な小さいお子様でも比較的食べやすいです。
クラフト 100%パルメザンチーズ80g
原材料:生乳、食塩
価格:本体価格 600円(税込648円)
容量:80g
粉チーズといえばこの緑のボトルを思い浮かべる人は多いのでは?米国産ナチュラルパルメザンチーズを100%使用。ミートソースはもちろん、カレーや焼きそば、納豆にもいいよ!
明治北海道十勝 チーズ(カット) 80gパルメザン・チェダー・ゴーダ
原材料:ナチュラルチーズ(乳成分を含む)
価格:(参考価格:本体価格348円(税込375円))
容量:80g
ナチュラルチーズをそのままカットしているので、チーズそのものの美味しさを楽しめます。3種類の味、どう違うか食べ比べするのも楽しいかも。
まとめ:「無添加チーズ」おいしいから1回試してみて?
いかがでしたでしょうか?
違いがハッキリわかると思うので、買いやすいお値段のものを1度試してみることを激しくオススメします!小さいお子さんは園や学校で食べ慣れている味と違うと「???」となる可能性はあるかも。
無添加の基準は人それぞれ、どんなチーズを選んで日々を「楽しく・おいしく・ラクに」乗り切っていきましょうか〜?
チーズ選びの参考になれば嬉しいです!
チーズと同じく子どもに大人気のカレー、安心して食べられるものはどれだ!?↓
参考:チーズの定義・チーズの基礎知識 雪印メグミルク株式会社
ナチュラルチーズとプロセスチーズ 【公式】よつ葉乳業オンラインショップ
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 厚生労働省